YAMAHA YDP-V240の徹底解説、比較

YAMAHA YDP-V240

ヤマハの低価格電子ピアノ、”アリウス”シリーズの多機能モデル。
YDP-141と同等のピアノ性能に、フルオーケストラでの曲再生、楽譜表示機能を搭載。
2010年4月発売。

主な特徴

  • 強弱表現:無段階(元の音の強弱を3段階で準備)
  • 鍵盤:1レベルセンサー
  • ペダル:踏込を段階的に検出 広がり○
  • 音色数:504
  • 曲再生:フルオーケストラ
  • その他機能:USBメモリでの曲の再生、録音 楽譜表示 レッスン機能 自動伴奏機能
  • 付属品:高低固定椅子、ヘッドフォン
  • 「なるべくリーズナブルに」、「ひとりでも楽しく効率的にレッスンがしたい」という方に最適なモデルです。
    強弱をつけて演奏することが出来、ペダルを踏んだ際の音の広がりも再現しています。
    ピアノとしての基本性能はYDP-141とほぼ同じ性能ですので、価格からみたピアノとしての性能はかなり劣ります。

    一番の特徴は、レッスン機能です。楽譜の表示や自動伴奏が可能です。
    また、正しい鍵盤を押さえるまで伴奏が待っていてくれる機能、弾き間違えたときに伴奏がゆっくりになってくれる機能が搭載されています。

    最大同時発音数が64と、伴奏までしてくれる機種としてはかなり少ないですので、「豪華なバック伴奏で、気持ち良く演奏を」と考えている方には物足りない可能性が高いでしょう。あくまで、レッスンの補助としての伴奏機能だと考えるのが良さそうです。

    長く使える、生ピアノで演奏する感覚や技術をしっかり学びたい、という方は、上位機種と比較してご検討ください。

    下位機種との違い

    楽譜の表示出来る多機能電子ピアノとしては最安モデルとなります。

    上位機種(CVP-501)との違い

    CVP-501はYDP-V240と比べると、

  • 鍵盤が向上
  • 強弱をつけての演奏が滑らかに
  • 次に弾く音をランプでお知らせ
  • 最大同時発音数が64⇒128に
  • と、特に基本的な演奏表現に大きく差があります。そのため、YDP-V240は”アリウス”というシリーズという区分になっています。
    ピアノの基本性能と、それに伴う演奏表現として大きく違いが出るため、予算に余裕があれば、CVP-501を選びたいところです。
    また、レッスンや発表会などでグランドピアノを弾く機会があるなら、もう一機種上のモデルのCVP-503を選ぶべきでしょう。

    バリエーション

    YDP-141

    型番上は下の数字になりますが、ピアノとしての性能はほぼ同じです。
    レッスン機能が必要であればYDP-V240、そうでなければYDP-141なら安価に買うことが出来ます。
    また、YDP-V240をお考えの予算があるのであれば、ピアノとしての性能に大きな差のある、CLP-430がお勧めです。

    カラーバリエーション

    1色のみのラインナップです。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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